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*ALE(エール)マガジン*   No.109 2006.2.20(Mon)

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【1】苅宿俊文の「先生のための新リベラルアーツシリーズ」(12)
    冬来たりなば、春遠からじ。若手教師の一年間をふり返る
【2】ALE-Netの使い方;とことん総合学習;
    「そもそも博士の四つのメガネ〜身近なモノから世界が見える〜」;
    「化学せんいを見てみよう」
【3】情報コーディネーターの処方箋―情報教育担当の先生へ―
    ケース21:ホームページ更新のノウハウ 3
    ファイル・フォルダ整理のテクニック
【4】ALE-Netからのお知らせ
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■1 ■ 苅宿俊文の「先生のための新リベラルアーツシリーズ」(12)
■  ■ 冬来たりなば、春遠からじ。若手教師の一年間をふり返る
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 若い先生方との自主的な研究会では、とにかくよく話し合いをします。彼ら
はいったん話し始めると、話が止まりません。年度末評価で、学校の一年間の
まとめが終わり、次年度の教育課程が決まってくるこの時期、彼らの心はもう
来年度に向いています。

 そんな希望と不安にあふれた話し合いに参加して、私は、改めて若手の先生
方の気持ちにふれることができました。彼らの気持ちは、だいたい次の三つに
まとめることができると思います。

 まず、若い先生方は、30歳になれば教育力が完成すると思い込んでいるこ
と。次に、子どもたちのためにやれることがあれば、どんなことでも挑戦した
いという気持ちをもっていること。最後に、学校という共同体にどうやって参
加していいのかを迷っていること。

 今回は、この三つのうち、最初の二つについて考えてみたいと思います。

 一つ目の、30歳になれば教育力が完成するということですが、これは、さ
まざまなことを体当たりで覚えていく時期にある若い先生方にとって、完成さ
れた教育力というものが存在すると感じるのも無理ないことでしょう。

 しかし、完成された教育力というのは、本当にあるのでしょうか? 教材の
指導法は、いろいろとあります。それに長けている先生が、大勢いらっしゃる
ことも事実です。でも、教育力とは、教材の指導法だけではないのです。それ
は、学校目標を見れば明らかです。

 30歳で教育力が完成すると考えている若い先生方に、ぜひ伝えたいことが
あります。それは、教育力というものは、作っては壊し、作っては壊しの連続
で、いつまでも完成することはないということです。教育は、今、目の前にい
る子どもたちとのやりとりがすべてです。先生の中にある知識を子どもの中に
注入するだけでは、子どもは育ちません。勉強するということは、わかるとい
うのはどういうことかを、わかっていくことなのです。そして、わかるという
ことをわかった子どもは、自分がわかることや納得していくことに楽しみを見
いだします。こうして、子どもは知的好奇心のかたまりになっていくのです。

 そのためには、効率的な指導法を用いて定型的な学級経営を行うだけでなく、
子どもたちの中にある可能性を引き出し、一人一人の特性を、子どもたち自身
に気づかせなければなりません。子どもたちはみんな、知的好奇心をもってい
ます。ですから、一人一人の興味関心に合わせ、その子に合った方法で知的好
奇心を刺激してあげるのが教師の役目ではないでしょうか。そのためには、子
どもとの対話が大切です。対話の中からその子らしさを見いだすことが、知的
好奇心を引き出すことにつながっていくのです。

 次に、二つ目の、子どもたちのためになんでもやってあげたい、という気持
ちをもっていることについては、その気持ちをずっともち続けてほしいと心か
ら思います。そして、その気持ちをふり返ってみる力が、若い先生方の中に育
ってくれることを願ってやみません。

 「教育は人」、というのは真理だと思います。子どもたちは、先生の背中を
見て育ちます。今風に言えば、先生もまた学習環境だ、ということです。

 先生が提供する学習は、教科書などの、「見えるカリキュラム」で行われる
学習だけではありません。先生の言葉遣い、善悪に対する考え方、人への接し
方など、さまざまな「見えないカリキュラム」で子どもたちは学習しているの
です。これらの「見えないカリキュラム」は、子どもたちにさまざまなチャン
スを与え、モデルとなるのです。その意味で、やはり「教育は人」といえると
思います。

 しかし、子どもたちのためになんでもやってあげたい、という気持ちが、子
どもたちにとって必要なものを見えなくさせてしまう場合もあることを、若い
先生方にはしっかりと覚えておいてほしいと思います。教室は、先生のやりた
いことに子どもたちが付き合う場ではありません。子どもたちにとって最終的
に必要なことは、「先生がいなくてもできる」ということなのです。つまり、
先生の存在がだんだんと薄れていって、最後には先生がいなくてもできるよう
になってくるところに、子どもたちの成長があります。若い先生方がそのこと
に気づいてくれれば、教育の奥深さもわかってくるでしょう。

 三つ目の、学校という共同体にどうやって参加していいかわからない、とい
うことについては、次回に詳しく考えていきたいと思います。

                               (続く)

 
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■2 ■ ALE-Netの使い方;とことん総合学習;
■  ■ 「そもそも博士の四つのメガネ〜身近なモノから世界が見える〜」;
■  ■ 「化学せんいを見てみよう」
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 とことん総合学習、「そもそも博士の四つのメガネ〜身近なモノから世界が
見える」に、新しいコンテンツが追加されました。今回取り上げるモノは、化
学繊維です。

▼ 「そもそも博士の四つのメガネ」トップページ
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/index.htm

▽ 「化学せんいを見てみよう」
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/index.htm

▽「そもそも話 〜化学せんい編〜」
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/somosomo/somosomo.htm
 そもそも話では、化学繊維とは何か、どのような種類があるのか、いつごろ
から作られているのかなど、化学繊維についての基本的な知識を得ることがで
きます。

▽「国際メガネで見てみると…」
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/kokusai/kokusai.htm
 国際メガネでは、化学繊維から見えてくる日本と外国とのつながりについて
紹介しています。化学繊維が、どこの国で多く作られ、どこの国から輸入され
ているかなどを知ることができます。

▽「情報メガネで見てみると…」
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/joho/joho.htm
 情報メガネでは、化学繊維にうめこまれたさまざまな情報について紹介して
います。化学繊維を利用した光ファイバーによる情報伝達や、電気を通す繊維
について紹介しています。

▽「環境メガネで見てみると…」
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/kankyo/kankyo.htm
 環境メガネでは、化学繊維を通して、地球環境を守るためのさまざまな工夫
を紹介しています。化学繊維の服をリサイクルする二つの方法について知るこ
とができます。

▽「福祉・健康メガネで見てみると…」
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/fukushi/fukushi.htm
 福祉・健康メガネでは、化学繊維を利用した、子どもからお年寄りまで、だ
れもが使いやすくするための工夫を紹介しています。マジックテープの仕組み
と、その利用法について知ることができます。

▽「クイズにちょう戦」
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/quiz/quiz.htm
 「クイズにちょう戦」では、化学繊維にまつわる二つのクイズに挑戦できま
す。

▽「もっと広がる化学せんい」
 http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/link/link.htm
 「もっと広がる化学せんい」では、化学繊維についてさまざまなことが調べ
られるホームページを紹介しています。

 化学繊維のさまざまな利用法を見ることで学習が広がる「そもそも博士の四
つのメガネ〜身近なモノから世界が見える〜 化学せんいを見てみよう」を、
ぜひご活用ください。

 

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■3 ■ 情報コーディネーターの処方箋―情報教育担当の先生へ―
■  ■ ケース21:ホームページ更新のノウハウ 3
■  ■ ファイル・フォルダ整理のテクニック
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 前回、前々回と、FTPソフトを使ったホームページ更新の方法についてご説
明してきました。今回は、ホームページを管理するときに重要な、ファイルや
フォルダを整理するときのテクニックについてご説明しましょう。

 みなさんは、サイトのファイルやフォルダをどのように整理していますか?
ファイル数の少ないサイトであれば、特に整理する必要はありません。しかし、
ファイル数が多くなり、すべてのファイルをルートフォルダ(サイトのベース
となるフォルダ)に入れていたり、適当なファイル名をつけていたりすると、
どれがどのファイルで、どこにあるのかがわからなくなってしまいます。
  学校のホームページは、担当の教員が異動すると、担当が代わってしまうと
いう特殊な事情もあります。そのことも踏まえて、どのファイルがどこにある
のかわかるよう、ファイルやフォルダを整理することが必要です。

 それでは、ファイル・フォルダ整理のテクニックについて、ご説明しましょ
う。

1.同じ系統のファイルは、同じフォルダに入れる。
  例えば、行事・学校だより・画像ファイルなど、いくつかの系統でフォルダ
を作り、同じ系統のファイルはそこに入れていくと、ファイルがどこにあるか、
探しやすくなります。さらに、一つの系統の中でも細かく分けていく必要があ
るものもあります。例えば、行事などは、始業式・運動会・学芸会・展覧会な
ど、さまざまな行事があります。こういったものに関しては、それぞれにフォ
ルダを作っていくほうが、わかりやすくなります。

2.ファイル名・フォルダ名は、わかりやすいものにする。
  ファイル名・フォルダ名をわかりやすいものにすることも大切です。インタ
ーネット上では、ひらがなや漢字のファイル名は使用できないので、ローマ字
表記や英語表記でファイルやフォルダの内容を表した名前をつけると、わかり
やすくなります。
  また、学校ホームページの特殊な事情として、年度ごとに同じ内容がアップ
されることがあります。例えば、運動会などの行事は毎年行われるので、その
ページが何年度の行事なのかわかるようにしておく必要があります。ファイル
名すべてに年度をつけるのは大変なので、それらのファイルを入れるフォルダ
の名前に、年度をつけておくとよいでしょう。

3.ファイル・フォルダ一覧を作成する。
  現在サイト上にどのようなファイルやフォルダがあるのか、どのような名前
がついていて、どのようなルールで振り分けているのか、こういった情報は、
一人でサイトを管理している場合にはそれほど重要ではありませんが、複数で
管理したり、管理を引き継ぐことがある場合には、大変重要になります。
  ファイル・フォルダの一覧を作成するには、次のソフトウェアを使用すると、
大変便利です。

▽ LS
 http://home.a03.itscom.net/tsuzu/programing/ls/Readme.htm(ぴよぴよ実験室)

 このソフトを使うと、指定したフォルダ内にあるファイルの一覧表を、テキ
ストやエクセル、htmlなどさまざまな形式で出力することができます。ただし、
LSはローカル(自分のコンピュータ)のファイル一覧の出力にしか対応してい
ないので、前回ご紹介したミラーリング機能を使って、自分のパソコンの、ど
こかのフォルダにサイト内のファイルを全てダウンロードしてから一覧を作成
するとよいでしょう。
  そして、作成した一覧に、このフォルダには何を入れる、というような注意
書きを加えれば、ファイル振り分けのルールを伝えることもできます。

 これらの整理法を用いるには、ホームページの作り始めが肝心です。これか
らホームページを制作される方は、ぜひ心がけてみてください。また、既にホ
ームページを運用されている方も、これからでも遅くはありません。ファイル
やフォルダを整理して、上手なホームページ管理を心がけましょう。

 
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■4 ■ ALE-Netからのお知らせ
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▽▼ ALE-Net更新情報 ▼▽
  ALE-Netを更新いたしました。ぜひご覧ください。

▼ たのしさ工房;お昼の時間;教育改革を考える
  http://www.ale-net.com/tanoshisa/2005/launch/ohiru.html

▼ 国語のとびら;「言葉遊びの世界」にようこそ
  http://www.ale-net.com/hpcs/koku/word/index.htm

▼ とことん総合学習;そもそも博士の四つのメガネ〜身近なモノから世界が
  見える〜;化学せんいを見てみよう
  http://www.ale-net.com/tokoton/somosomo/fiber/index.htm

 
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「ALE(エール)マガジン」 No.109 2006.2.20(月)発行
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