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*ALE(エール)マガジン* No.115 2006.8.28(Mon)
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■■■ INDEX ■■■
【1】苅宿俊文の「教育改革を見通す」(5)
地域が学校経営を担う学校
<東京都足立区立五反野小学校理事会の実践>
【2】ALE-Netの使い方;たのしさ工房;
「2時間目 デジタルカメラの使い方を考える」
【3】教育とデジタル技術(5)
ロボット技術の発展と教育
【4】ALE-Netからのお知らせ
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■1 ■ 苅宿俊文の「教育改革を見通す」(5)
■ ■ 地域が学校経営を担う学校
■ ■ <東京都足立区立五反野小学校理事会の実践>
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今、わたしたち教師は、なぜ、各地で実践されている教育改革を知る必要が
あるのでしょう。それは、これまでの学校というものを根底から考え直すきっ
かけになるからです。学校の中にいるわたしたちにとって、教育改革で問われ
ている学校教育の本質を知ることは、教員として学校観を築くために不可欠な
ことだと考えます。
さて、今回は、学校教育の根底である学校経営に地域社会が参加している東
京都足立区立五反野小学校を紹介します。
「地域に開かれた学校」という言葉は、今ではどこでも使われるようになり
ましたが、五反野小学校では、平成12年度からそれに取り組み、平成14年
度からは文部科学省の指定校として実践を積み重ねてきました。そして、平成
16年11月には、全国初のコミュニティ・スクールとして、地域・保護者・
学校・行政の代表が集まった「学校理事会」を設置し、地域からのニーズを学
校運営に反映していくために活動しています。
では、この「学校理事会」は、どんな活動をしているのでしょう。「学校理
事会」のウェブから紹介します。
学校理事会制度の目的は、保護者や地域の意見・要望を学校運営に反映し、地
域に開かれた「地域立」の学校づくりにあります。そして、理事会では、具体的
な学校像、校長像、教師像、家庭像、児童像を挙げ、これを公開しました。その
中で、特に注目したいのは、五反野小・地域が望む六つの校長像です。その一つ
目は、「五反野小学校の保護者・地域が揚げる『めざす学校像』に共感し、家庭
や地域との信頼関係とパートナーシップに基づく学校運営を行う校長」となって
います。
ここで言えることは、徹底した「地域立」意識です。縦割りの学校行政とはま
ったく異なった論理なのです。わたしたちは、このような学校が生まれてきたこ
とをしっかり受け止めていきたいものです。
理事会制度の成果として、地域や保護者の要望や意見が学校運営に反映できる
こと、子どもたちのことすべてを学校に任せるのではなく、家庭、地域、学校が
それぞれの教育責任を明確にし、協力して育てられること、教職員の意識の変化
が起きたこと、の三つが挙げられていました。
成果の三つ目として、教職員の意識の変化が挙げられていることを考えると、
現状のわたしたちの意識のままでは、地域や保護者の要望には応えきれないでい
るのかもしれません。
ウェブには、「教員に対して、日常的な教育活動を見直し、改めて教職にある
ことの自覚と責任を感じてもらう機会が多くあります。」と記されています。わ
たしたち教師は、これから、どんな自覚と責任を感じていくことが必要なのでし
ょう。
このことだけでも、これまでを振り返り、これからを考えるときに、いろいろ
なことが想像でき、学校教育というものともう一度向き合っていこうという気持
ちにさせられるのではないでしょうか。
もちろん、成果だけが報告されているのではありません。これからの課題とし
て、コミュニティ・スクールでの教員採用の公募制度がまだ十分に活用されてい
ないことや、保護者、地域、学校が共通の理念を理解し合うことの難しさが挙げ
られています。
今回の東京都足立区立五反野小学校の実践を、みなさんはどのように受け止め
られましたか。
(続く) |
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■2 ■ ALE-Netの使い方;たのしさ工房;
■ ■ 「2時間目 デジタルカメラの使い方を考える」
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| たのしさ工房に「2時間目 デジタルカメラの使い方を考える」が追加され
ましたので、ご紹介します。
▼ たのしさ工房 デジタル機器編
http://www.ale-net.com/tanoshisa/2006/index.html
▽ 「2時間目 デジタルカメラの使い方を考える」
http://www.ale-net.com/tanoshisa/2006/02/index.html
「2時間目 デジタルカメラの使い方を考える」では、シンマイ先生が、教
員の同期の集まりで出し合った、デジタルカメラを使った授業の事例について
ベテラン先生と話します。デジタルカメラで写真を撮るということに対する、
さまざまな捉え方を見ることができます。
身近なデジタル機器の捉え方を考えるヒントとなる、たのしさ工房「2時間
目 デジタルカメラの使い方を考える」を、ぜひご活用ください。 |
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■3 ■ 教育とデジタル技術(5)
■ ■ ロボット技術の発展と教育
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近年のロボット技術の発展には、目を見張るものがあります。HONDAが20
00年に開発したHONDAのASIMOは安定した二足歩行ができるようになりました
し、村田製作所が2005年に開発したムラタセイサク君は、自転車に乗って
バランスを取り、自由に止まったり、走り出したりすることができます。
こういったロボット技術の発展を、教育分野で生かそうとする動きも、すで
に始まっています。ここに、いくつかご紹介しましょう。
最初にご紹介するのは、ZMPが開発したe-nuvoというロボットのシリーズです。
e-nuvoにはWALK、WHEEL、ARMなどさまざまな種類があり、これらのロボットの
運動や制御を通して機械工学、電気・電子工学、制御工学といった、ロボット
に関連する分野の知識を得ることができるようなカリキュラムが提供されてい
ます。e-nuvoシリーズは、学習の内容はかなり専門的で、対象も高校や大学、
企業研修が想定されています。
次にご紹介するプチロボ01は、e-nuvoとは少し異なったコンセプトをもっ
ています。シリコンハウス共立が開発したプチロボ01には、モーターやコン
トロールボードなど、ロボットを組み立てるのに最低限必要な部品が含まれて
おり、これらを使って自分が好きなロボットを組み立て、それを動かしてみる
ことが目ざされています。
最後にご紹介するレゴ マインドストーム NXTは、1998年に発売されたレ
ゴ マインドストームの後継機です。レゴ マインドストームは、MITメディアラ
ボのシーモア・パパートが開発したロゴを発展させた教育用ロボットで、プチ
ロボ01と同様に自分でロボットを組み立て、動かすことができます。レゴ マ
インドストームが優れているのは、ロボットの部品がレゴブロックである、と
いうことです。みなさんもご存知の通り、レゴブロックには、すべてのパーツ
に同じサイズの凹凸がついており、小学校低学年や幼稚園の子どもでも組み立
てて遊ぶことができるブロック玩具です。レゴブロックがロボットの部品とな
るため、レゴ マインドストームの組み立ては小学生でも簡単に行うことができ
るのです。
これらのロボットは、いずれも、単にロボットについて学ぶということだけ
を目標にしているのではありません。これらすべてが、ロボットを動かしたり、
組み立てたりすることを通して、工学的な知識や、ロボットに対する考え方、
自分で何かを作り出していく楽しさなど、さまざまなことを育てたり、伝えた
りしようとしています。
この中でも特に、ロボットに対する考え方を育てるということが、これから
重要になってくるように思います。ロボット技術が発展するに従って、現在は
まだまだ高価なロボットも、いずれは各家庭に1台、あるいは何台もあるとい
う状況が訪れるようになるかもしれません。
そのような状況になったときには、人間がロボットとどのように接していけ
ばよいのか、ということが問題になってくるでしょう。「ロボット・リテラシ
ー」とも呼べるこのような力は、コンピュータ・リテラシーと同じように、人
間がロボットに使われるという本末転倒な状態にならないためにも、とても重
要な力だと思います。
最初にご紹介したように、近年のロボット技術は目覚ましい発展を遂げてい
ます。教育現場においても、ロボットについてしっかりと考えていくことは、
これからますます必要になってくるでしょう。
参考資料
ASIMO OFFICIAL SITE(HONDAのページ)
http://www.honda.co.jp/ASIMO/
ムラタセイサク君|HOME(村田製作所のページ)
http://www.murataboy.com/
ZMP INC. e-nuvo Series(ZMPのページ)
http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/
レゴ マインドストーム公式サイト(LEGOのページ)
http://www.legoeducation.jp/mindstorms/
(続く)
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■4 ■ ALE-Netからのお知らせ
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▽▼ ALE-Net更新情報 ▼▽
ALE-Netを更新いたしました。ぜひご覧ください。
▼たのしさ工房;「2時間目 デジタルカメラの使い方を考える」
http://www.ale-net.com/tanoshisa/2006/02/index.html
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「ALE(エール)マガジン」 No.115 2006.8.28(月)発行
発行者 ALE研究会
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