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*ALE(エール)マガジン*   No.116 2006.9.25(Mon)

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■■■  INDEX  ■■■
【1】苅宿俊文の「教育改革を見通す」(6)
    中高一貫教育への流れ
    <宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校の事例>
【2】ALE-Netの使い方;とことん総合学習;
    「知りたい! なりたい! いろいろな仕事」;
   「新聞編集の仕事」
【3】ALE-Netの使い方;国語のとびら;
    「へんとつくり」
【4】教育とデジタル技術(6)
    コンピュータ入力デバイスの進化
【5】ALE-Netからのお知らせ
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■1 ■ 苅宿俊文の「教育改革を見通す」(6)
■  ■ 中高一貫教育への流れ
■  ■ <宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校の事例>
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 教育改革にはさまざまな流れがありますが、その中でも、幼稚園と小学校、
小学校と中学校など、連続した教育機関の間での一貫教育は大きな流れになっ
ています。今回は、その中でも特に中学校と高等学校の一貫教育、つまり中等
教育学校の事例についてご紹介したいと思います。
  中等教育学校は、1999年の学校教育法の改正によって設置が可能になりまし
た。中学校を中等教育前期、高等学校を中等教育後期と位置づけ、高等学校
(すなわち後期過程)への進学試験をなくすことで受験の弊害を抑制し、6ヵ
年のビジョンをもった教育をすることなどを目的に設置されました。現在、中
等教育学校は全国に27校あり、今後も増加することが見込まれています。

 今回ご紹介するのは、全国で初の公立中高一貫校としても有名な、宮崎県立
五ヶ瀬中等教育学校(以下、五ヶ瀬中等)です。五ヶ瀬中等を見ると、中等教
育校としての可能性を秘めていることが読み取れる一方、今年で設立12年目
となる学校の歴史の中には、現実的な側面も見えてきます。

 まずは、五ヶ瀬中等の特徴を見ていきましょう。
  校舎は、森に囲まれた緑豊かな環境の中にあります。1学年40名、生徒全
員が学校付属の寮で生活する全寮制を取り入れています。そして、寮生活を含
めた学校生活すべてを通して、教育目標を実現しようとしています。
  次に、五ヶ瀬中等の教育内容を見ていきましょう。
  五ヶ瀬中等では、中等教育学校の特徴を生かし、6ヵ年の教育計画を立てて
います。その内容は、1・2年を基礎期、3・4年を充実期、5・6年を発展
期として3期に分け、「感動と感性の教育を行い、野性味ある個性豊かな、2
1世紀の国際社会に通用する人材の育成」を目ざしています。この理念の実現
のために、自然体験などの体験学習を多く取り入れている「フォレストピア学
習」(総合的な学習)を通し、マニュアル化できない「学び方」を学ばせてい
こうというものです。  
  「フォレストピア学習」は、具体的には下記のように、各学年ごとの目標と
内容が設定されています。
  1年生 − 地域基礎Tとして、触れることを主体にする。
  2年生 − 地域基礎Uとして、触れ調べることを主体にする。
  3年生 − 五ヶ瀬学として、調べ考えることを主体にする。
  4年生 − 森林文化T、環境科学T、自然観察Tとして、調べ考えることを主
       体にする。
  5年生 − 森林文化U、環境科学U、自然観察Uとして、調べ考えることを主
       体にする。
  6年生 − フォレストピア学として、広めることを主体にする。
  また、寮生活では、ファミリー制度という異年齢集団による自治的な活動が
大きな特徴になっています。一つのファミリーは、1年生から6年生まで1人
ずつと、先生1人とで構成されています。ファミリーは、年上の生徒が年下の
生徒の世話をしていく形が基本になっていて、人間関係を学ぶ場として機能し
ているようです。
  全寮制に慣れずに退学していく生徒が若干いるようですが、たくましく成長
している生徒が多いことがさまざまな資料からうかがえます。

 「公立でそんないい環境が整えられるのか」と思われる方がいるかもしれま
せん。しかし、教育改革においては、五ヶ瀬中等のように、他の学校とは違っ
た環境を整え、1校1校が特色をアピールしていこうという動きが多く見られ
ます。
  みなさんは、五ヶ瀬中等の教育をどのように受け止められたでしょうか。

参考資料
五ヶ瀬中等教育学校
http://www.miyazaki-c.ed.jp/gokase-h/
                                 (続く)

 
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■2 ■ ALE-Netの使い方;とことん総合学習;
■  ■ 「知りたい! なりたい! いろいろな仕事」;
■  ■ 「新聞編集の仕事」
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 とことん総合学習に、新しいコンテンツ「知りたい! なりたい! いろい
ろな仕事」が追加されましたので、ご紹介します。

▼ 「知りたい! なりたい! いろいろな仕事」
  http://www.ale-net.com/tokoton/interview/index.html
  「知りたい! なりたい! いろいろな仕事」は、ニートやフリーター増加
の問題を受けてその必要性が叫ばれている、キャリア教育に対応したコンテン
ツです。キャリア教育では、小学校・中学校の段階から仕事について知り、自
分の生き方を考えることが目ざされています。
  そこで、「知りたい! なりたい! いろいろな仕事」では、いろいろな仕
事に就いている人へのインタビューを通して、それがどんな仕事なのか、その
仕事に就くためにはどんな力が必要なのか、などを伝えていきます。

▽ 「新聞編集の仕事」
  http://www.ale-net.com/tokoton/interview/newpaper/index.html
  「新聞編集の仕事」では、読売新聞社の編集者にインタビューを行っていま
す。新聞編集の仕事の紹介から始まり、子ども時代のエピソードや就職の時の
お話、仕事のおもしろ話などを交えながら新聞編集の仕事について伝えていま
す。

 「知りたい! なりたい! いろいろな仕事」では、これからいろいろな職
業を取り上げていきます。キャリア教育を広げることができる、「知りたい!
なりたい! いろいろな仕事」をぜひご活用ください。

 

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■3 ■ ALE-Netの使い方;国語のとびら;
■  ■ 「へんとつくり」
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 国語のとびらに、新しいコンテンツ「へんとつくり」が追加されましたので、
ご紹介します。

▼ 国語のとびら;「へんとつくり」
  http://www.ale-net.com/hpcs/koku/hen_tukuri/index.html
  「へんとつくり」は、3年生の国語に対応したコンテンツです。漢字のへん
とつくりの学習に利用することができます。

▽ やってみよう;「かん字の足し算をしよう」
  http://www.ale-net.com/hpcs/koku/hen_tukuri/try/add/add000.html
  「かん字の足し算をしよう」では、へんとつくりを組み合わせる「かん字の
足し算」に挑戦することができます。

▽ やってみよう;「かん字パズルをしよう」
  http://www.ale-net.com/hpcs/koku/hen_tukuri/try/puzzle/puzzle.html
  「かん字パズルをしよう」では、たくさんある「へん」パーツと「つくり」
パーツの中から一つずつ選んで組み合わせる「かん字パズル」に挑戦すること
ができます。

▽ つくってみよう;「かん字の足し算を作ってみよう」
  http://www.ale-net.com/hpcs/koku/hen_tukuri/play/sheet/add.html
  「かん字の足し算を作ってみよう」では、自分で「かん字の足し算」の問題
を考えて、作ることができます。

▽ つくってみよう;「かん字パズルを作ってみよう」
  http://www.ale-net.com/hpcs/koku/hen_tukuri/play/sheet/puzzle.html
  「かん字パズルを作ってみよう」では、自分で「かん字パズル」の問題を考
えて、作ることができます。

 ゲーム感覚でへんとつくりの学習を進めることができる国語のとびら;「へ
んとつくり」を、ぜひご活用ください。

 
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■4 ■ 教育とデジタル技術(6)
■  ■ コンピュータ入力デバイスの進化
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 「入力デバイス」という言葉は、あまりなじみのない言葉かもしれませんが、
コンピュータを使う人にとっては絶対に必要なものです。「デバイス」は装置
という意味なので、「入力デバイス」とは、コンピュータに何かを入力するた
めの装置ということになります。
  コンピュータに入力する装置というと、みなさんは何を思い浮かべるでしょ
うか。恐らく、キーボードとマウス、という方が多いのではないかと思います。
実際、街のコンピュータ教室の初心者向けの講座や、学校で初めてコンピュー
タに触れる子どもたちへの授業には、「キーボードの使い方」や「マウスの使
い方」といったものが多く見受けられます。
  本来、入力デバイスにはいろいろな形が考えられますが、操作性や製造コス
トなどのバランスから、キーボードとマウスが、コンピュータが普及したここ
15年間の主要な入力デバイスとなってきました。
  しかし、近年、入力デバイスの世界に大きな変化の兆しが見られるようにな
りました。その変化の発端がゲーム業界にある、と言うと意外に思われるかも
しれませんが、これは事実なのです。
  みなさんは、「Nintendo DS」というゲーム機をご存知でしょうか。「脳を鍛
える大人のDSトレーニング」、いわゆる脳トレシリーズなどがヒットを飛ばし
ているので、ご存知の方も多いかもしれません。このゲーム機が画期的であっ
たのは、これまで子どもや若者が中心であった携帯ゲーム機のユーザーを、そ
れまでまったくゲーム機に触れたことがないような大人やお年寄りにまで広げ
たことにあります。
  その秘密は、実は入力方式の変更にあります。これまでのゲーム機は、ほと
んどのものが十字キーとボタンによる入力方式を採っていました。「Nintendo
DS」は、この常識を覆し、従来の十字キーとボタンの入力に加え、タッチペン
と音声による入力を採用したのです。これによって、新しいゲームの世界が開
けると同時に、より多くの人が直感的に入力方法を理解できるようになり、今
までにないユーザーを獲得することができたのです。

 さて、ひるがえってコンピュータのことを考えてみましょう。コンピュータ
では、タッチペンに相当するものとしてペンタブレットがあります。実は、ペ
ンタブレットは15年前にも存在していたのですが、マウスやキーボードに比
べると非常に高価だったため、一般には普及しませんでした。
  また、音声入力についても、15年前に技術自体は存在していましたが、精
度とコストの問題により、実用可能なレベルで搭載されることはほとんどあり
ませんでした。
  しかし現在では、ペンタブレットは、安いものであれば4000円程度で購
入することができるようになり、また、音声入力に関しても、以前に比べれば
格段に精度が上がっています。特に、ペンタブレットに関しては、これからの
普及を見越して、来年発売が予定されているマイクロソフト社の新しいOSでは、
ペンタブレットでの入力が標準対応とされることが決定されています。

 学校のコンピュータでは、こういった入力デバイスを見かけることはほとん
どありません。これには様々な要因が考えられますが、一つには、入力デバイ
スはマウスとキーボードというイメージが強く浸透しているためではないかと
思います。別の入力デバイスも手に入る状況になっているのに、特に導入する
必要はないと考えてしまうのではないでしょうか。
  しかし、「Nintendo DS」の事例を見てもわかるように、異なった入力デバイ
スの導入によって新しい使い方が開けたり、今まで使えなかった人が使えるよ
うになったりすることがあります。
  まずはキーボードが使えるようにならなければ、マウスの操作を知らなけれ
ばコンピュータは使えない、という「常識」を見直してみる必要がありそうで
す。

                               (続く)

 
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■5 ■ ALE-Netからのお知らせ
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▽▼ ALE-Net更新情報 ▼▽
  ALE-Netを更新いたしました。ぜひご覧ください。

▼ とことん総合学習;「知りたい! なりたい! いろいろな仕事」;
  「新聞編集の仕事」
  http://www.ale-net.com/tokoton/interview/newpaper/index.html

▼ 国語のとびら;「へんとつくり」
  http://www.ale-net.com/hpcs/koku/hen_tukuri/index.html


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「ALE(エール)マガジン」 No.116 2006.9.25(月)発行
発行者 ALE研究会
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