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*ALE(エール)マガジン*   No.117 2006.10.23(Mon)

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■■■  INDEX  ■■■
【1】苅宿俊文の「教育改革を見通す」(7)
    国語ではなく「日本語」 〜世田谷区の教育改革〜
【2】ALE-Netの使い方;たのしさ工房;デジタル機器編;
    「3時間目 プロジェクタで発表会を盛り上げる」
【3】ALE-Netの使い方;社会のひきだし;「入り海を水田に」
【4】教育とデジタル技術(7)
    子どもにケータイ? 携帯電話の進化と教育
【5】ALE-Netからのお知らせ
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■1 ■ 苅宿俊文の「教育改革を見通す」(7)
■  ■ 国語ではなく「日本語」 〜世田谷区の教育改革〜
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 現在実施されている教育改革には、いろいろな内容があります。これまで紹
介してきた改革は、制度的なものがほとんどでしたが、今回は、「日本語」と
いう教科を中心にした東京都世田谷区の教育改革を紹介します。

 世田谷区は、高級住宅地を多く抱えた、東京都でも有数の文教地区です。区
内には、64の小学校と31の中学校がありますが、伝統的に地域のバックア
ップが強い学校がほとんどです。
  この世田谷区で、平成19年度から「日本語」という教科がスタートします。
「日本語」といっても、国語の代わりになるというのではなく、総合的な学習
の時間、生活科などの時間を充てて、小・中一貫で実施される教科です。時間
数は、小学校低学年で年間10時間(生活科の時間を充当)、中・高学年で3
5時間(総合的な学習の時間を充当)、中学校で70時間(総合、選択その他
の時間を充当)を確保していこうというものです。
  「日本語」のねらいとしては、次の三つが挙げられています。
  (1)深く物事を考える児童・生徒を育成する。
  (2)自分の考えを表現する力や、他人とのコミュニケーション能力を育て
     る。
  (3)日本の文化や伝統への理解を深め、それらを大切にする態度を養う。
  小・中の9年間を通した取り組みの方向としてイメージされているのは、次
のようなものです。
  (1)語彙(ごい)の習得
  (2)古典、漢文、近代の名文、詩などの学習
  (3)思考力・表現力の育成
  (4)日本文化の理解
  (5)国際人としてのマナーの習得
  ねらいと取り組みの方向から、内容が多岐に渡ることが伺われます。具体的
な実践例としてホームページで紹介されていたのは、「小学校3・4年では、
狂言師の野村萬斎氏の協力のもと日本の伝統芸能を学び、中学では新たに哲学
の領域が設けられることになる」、というようなものでした。 平成19年のスタートに向けて、世田谷区教育委員会では、教科書を作成する
など、準備を進めているところだそうです。
  今後は、このように独自の教科を作って実施する教育委員会が増えてくること
が予想されます。その中の一つの試みとして、世田谷区の「日本語」がどうなっ
ていくのか、目が離せないところです。

参考資料
世田谷「日本語」教育特区認定(世田谷区)
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00005808.html
品川区、志木市、世田谷区の教育改革とは(学びの場.com)
http://www.manabinoba.com/index.cfm/4,6171,76,html?year=2005


                                 (続く)
 
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■2 ■ ALE-Netの使い方;たのしさ工房;デジタル機器編
■  ■ 「3時間目 プロジェクタで発表会を盛り上げる」
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 たのしさ工房に、「3時間目 プロジェクタで発表会を盛り上げる」が追加
されましたので、ご紹介します。

▼ たのしさ工房 デジタル機器編
  http://www.ale-net.com/tanoshisa/2006/index.html

▽ 「3時間目 プロジェクタで発表会を盛り上げる」
  http://www.ale-net.com/tanoshisa/2006/03/index.html
  「3時間目 プロジェクタで発表会を盛り上げる」では、シンマイ先生が、
スクリーンの前に立っても影ができないプロジェクタの使い方を、ベテラン先
生に紹介しています。

 最近では、どの学校でも1台は見られるようになったプロジェクタの、普通
とは少し違った活用の仕方がわかる「3時間目 プロジェクタで発表会を盛り
上げる」を、ぜひご活用ください。

 

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■3 ■ ALE-Netの使い方;社会のひきだし;
■  ■ 「入り海を水田に」
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 社会のひきだしに、新しいコンテンツ「入り海を水田に」が追加されました。

▼ 「入り海を水田に」
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/shinden/index.html 
  「入り海を水田に」は「社会3・4下」に対応したコンテンツです。住み良
い地域を作るためのさまざまな努力について調べられるページを紹介していま
す。

▽ 「吉田新田についてしらべよう」
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/shinden/yoshida/yoshida.html
  「吉田新田についてしらべよう」では、「社会3・4下」で紹介している吉
田新田について、詳しく調べることができるページを集めてあります。

▽ 「航空写真を見てみよう」
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/shinden/kouku/kouku.html
  「航空写真を見てみよう」では、日本各地を上空から撮影した写真を見るこ
とができるページを紹介しています。新田開発された地域を上空から見るとど
のようになっているのか、確認するために利用することができます。

▽ 「身近な新田をさがしてみよう」
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/shinden/midika/midika.html
  「身近な新田をさがしてみよう」では、日本各地で行われた新田開発につい
て調べることができるページを集めました。学校がある地域の近くの新田を探
すために利用することができます。

 「社会3・4下」の学習を広げることができる「入り海を水田に」を、ぜひ
ご活用ください。

 
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■4 ■ 教育とデジタル技術(7)
■  ■ 子どもにケータイ? 携帯電話の進化と教育
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 すでにニュースなどでも取り上げられているので、ご存知な方も多いかもし
れませんが、今月24日から、携帯電話の番号ポータビリティ制度が開始され
ます。これは、携帯電話の番号を変更することなく、他の携帯電話会社に契約
変更することができるという制度です。これによって、携帯電話会社間の競争
が加速し、利用者にとってより良いサービスが提供されるようになるのではな
いか、と言われています。

 これと並行するように、携帯電話販売のターゲットとなる年齢層も、拡大の
一途をたどっています。これまでの、青年・中年層だけでなく、子どもや高齢
者をターゲットとした販売も増えています。子ども向けのものを見てみると、
「安心だフォン」、「キッズケータイ」、「ジュニアケータイ」など、各社が
競って携帯電話・サービスを提供しています。
  そんな中、子どもの携帯電話所持率はどんどん上昇しています。2003年
時点の調査では、小学生の所持率が15%、中学生が58%、高校生が91%
となっていますが、現在ではこれを上回る数になっていることは疑いありませ
ん。
  また、子どもの位置を確認できるGPS機能を利用して、子どもの安全を確保す
るために携帯を持たせる親が多いようですが、子どもが携帯電話を持つことに
対しては、さまざまな問題が指摘されています。
  例えば、警視庁による「青少年の意識・行動と携帯電話に関する調査研究」
では、中学生において、非行を起こす子どもほど携帯電話の所持率が高いこと
が指摘されています。携帯から出会い系サイトへアクセスしたり、携帯がない
と落ち着かない、携帯のせいで寝不足になったなど、携帯依存症とも言えるよ
うな状態になっている子どももいるようです。
  一方で、携帯電話を利用した新たな教育の試みも始まっています。例えば、
カメラ機能のついた携帯電話を活用して、TV会議機能を利用した交流や、写真
投稿が可能な掲示板を利用した交流など、学校外との交流の一つの手段として
利用されています。
  さらに、最近では動画の視聴が可能な携帯電話が登場し、デジタル放送が受
信可能な「ワンセグ」携帯も増えてきました。教育向けの動画コンテンツを携
帯で視聴し、掲示板で交流して学習するという方法も、今後広まっていくかも
しれません。
  もちろん、携帯電話だけを利用して教育を行えば良いというものではないこ
とは、皆さんご承知の通りだと思います。ただ、このような方式に適した学習、
例えば、知識獲得や、漢字の学習、計算練習など反復学習的な内容においては、
今後大きく拡大していくことが予想されます。

 いずれ、子どもたちも含めて、全員が当たり前のように携帯電話を持つ時代
がやってくるかもしれません。携帯を活用した教育とはどのようなものなのか、
携帯ではカバーできない教育内容とは何なのか、こういったことを、今後しっ
かりと考えていく必要があるのではないでしょうか。

参考資料
携帯電話の番号ポータビリティ(総務省)
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/mnp/
子どもたちのインターネット事情 ABC(栃木県総合教育センター)
http://www.tochigi-c.ed.jp/curriculum/jissenshiryou/johomorals/leaflet/netabc-s.htm
青少年の意識・行動と携帯電話に関する調査研究
http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen16/keitaityousa.pdf
「“ケータイ”と教育の未来」(BEAT)
http://www.beatiii.jp/seminar/002.html

                               (続く)

 
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■5 ■ ALE-Netからのお知らせ
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▽▼ ALE-Net更新情報 ▼▽
  ALE-Netを更新いたしました。ぜひご覧ください。

▼ たのしさ工房;デジタル機器編;
  「3時間目 プロジェクタで発表会を盛り上げる」
  http://www.ale-net.com/tanoshisa/2006/03/index.html

▼ 社会のひきだし;「入り海を水田に」
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/shinden/index.html

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「ALE(エール)マガジン」 No.117 2006.10.23(月)発行
発行者 ALE研究会
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