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つい先日、新聞に国立国会図書館のデジタル・アーカイブ、「近代デジタル
ライブラリー」についての記事が掲載されていました。「近代デジタルライブ
ラリー」では、明治、大正時代に発刊され、著作権が切れた図書資料のデジタ
ル画像を、インターネットで見ることができます。記事では、そこに大正期の
本1万5千冊余りが追加され、公開総数が累計で14万冊になったということ
が紹介されていました。
▽ 近代デジタルライブラリー(国立国会図書館)
http://kindai.ndl.go.jp/
実際にアクセスしてみると、文学書だけではなく、歴史、自然科学、芸術や
体育といった幅広い分野の書籍が公開されており、思わず、明治、大正期の人
々はこのような本を読んでいたんだなあ、という感慨にふけってしまいます。
このように、資料をデジタル画像として取り込んで、データとして蓄積する
ことを、デジタル・アーカイブ化と言います。記録媒体の容量の増大と、イン
ターネット通信速度の高速化により、こういったデジタル・アーカイブをイン
ターネット上からアクセス可能にする試みが、世界的に進められています。例
えば、大手の検索会社Googleは、ハーバード大学やニューヨーク公立図書館な
どに所蔵されていて、著作権が切れている一部の資料を取り込み、PDFファイル
としてダウンロードできる「Google Book Search」というサービスを開始して
います。基本的には洋書が中心で、和書も一部登録されているようですが、ま
だ本全体が見られるものはないようです。
▽ Google ブック検索(Google)
http://books.google.com/
デジタル・アーカイブ化すると、いくつかのメリットがあります。例えば、
多くの人の目に触れても、直接手に触れるのではないので劣化しないというこ
とや、インターネットを介して公開することで、より多くの人が見られるよう
になるといったことがあります。
こういったデジタル・アーカイブは日本国内でも増加しています。いくつか
興味深い物をご紹介しましょう。
▽ 児童書デジタル・ライブラリー(国際子ども図書館)
http://kodomo4.kodomo.go.jp/web/ippangz/html/TOP.html
「児童書デジタル・ライブラリー」では、昭和30年以前に刊行された児童
書のデジタル画像を見ることができます。
▽ Digital Gallery(国立国会図書館)
http://jpimg.digital.archives.go.jp/kouseisai/
デジタル・アーカイブ化されるのは図書ばかりとは限りません。
Digital Galleryでは、絵巻物や古地図などのデジタル画像を見ることができ
ます。有名なものでは、間宮林蔵が樺太の調査の際に作成した北蝦夷島地図な
どを見ることができます。
貴重な資料や、なかなか目にすることができない資料が簡単に閲覧できるデ
ジタル・アーカイブ、みなさんはどのように利用されるでしょうか?
(続く)
参考資料
「Google Book Search」で著作権切れ書籍の無料PDFダウンロードを開始(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/08/31/13145.html |