━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 
*ALE(エール)マガジン*   No.127 2007.8.27(Mon)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
==============================================

■■■  INDEX  ■■■
【1】「学校外から見た学校のすがた」(5)
    化粧品会社の人材育成の仕事を通して見た「学校」(2)
【2】ALE-Netの使い方;社会のひきだし;水産業がさかんな銚子港
【3】ALE-Netの使い方;とことん総合学習;
    「知りたい! なりたい! いろいろな仕事;コンビニエンスストアチ
     ェーンの物流の仕事」
【4】教育とデジタル技術(17)
    セカンドライフ〜もう1つの世界の出現?
【5】ALE-Netからのお知らせ
==============================================

■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■1 ■ 「学校外から見た学校のすがた」(5)
■  ■ 化粧品会社の人材育成の仕事を通して見た「学校」(2)
■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今回は、前回に引き続き、化粧品会社で主に採用や社員教育などの人材育成
の仕事をされている方に、お話を伺いました。

−入社後の新入社員の姿を見ていて、感じられることを教えてください。
  そうですね。先ほど申しましたように、わたしは新入社員の研修担当をして
いたこともあるんですが、そこで感じたことをお話しします。新入社員の研修
の目的は、とにかく学生意識を払拭して社会人意識に転換させることです。そ
のために、あいさつや電話の受け答え、お辞儀の仕方などの基礎的なビジネス
マナー講習を行うんですが、たとえばあいさつについて言うと、研修所にいる
間はきちんとあいさつができるのですが、研修が終わって会社に戻るとあいさ
つをしなくなるんですね。彼らは、研修で教えられることを、その場を乗り切
るためだけに学んでいるのです。ですので、冗談で「研修帰りのバスの窓を開
けておいてはいけない。覚えたことが全部抜けていくから」などと言うことも
あります。要するに、研修を試験のように捉えているんだと思います。試験さ
え通ればもう覚えた知識はいらないということなんでしょうね。
  では、そんな彼らが研修のときに気にかけていることは何かというと、それ
は同期の新入社員とどれだけ携帯の連絡先を交換できるか、自分がどこに赴任
することになるか、赴任先で友達ができるか、といったようなことです。要す
るに、できるだけ同年代の仲間と固まろうとするんですね。ただ、その一方で
上の年代の人、たとえば上司と関わるのは非常に下手です。仕事で何か問題が
起こったときに、同期には相談するんですが、上司にはなかなか相談に行こう
としません。最終的には相談に来たりもしますが、その時にはもう手遅れ、と
いう場合もしばしばあります。とにかく彼らは同期で群れて、閉じて、しぼん
でいくというのがわたしの印象ですね。

−学校の先生方へのメッセージをお願いします。
  先生方には、ぜひワーク・ライフ・バランスを実現してほしいと思っていま
す。朝、通勤のため、駅に向かう途中に小学校があるのですが、そこに出勤し
てくる先生方とすれ違うときに、目に覇気がないように見えます。おそらくそ
れは、先生方が忙しすぎて、自分の生活時間がもてないからなのだろうと思い
ます。ですが、それでは子どもたちにいい姿を見せられないのではないでしょ
うか。もちろんこれは先生方の責任ではなく、学校全体が、あるいは行政が一
緒になって考えていかなければならない問題だと思いますが、先生方にも仕事
と自分の生活のバランスをうまく取れるようになってほしいと思います。

−ありがとうございました。

                                (続く)

 
■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■2 ■ ALE-Netの使い方;社会のひきだし;水産業がさかんな銚子港
■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 社会のひきだしに新しいコンテンツ、「水産業がさかんな銚子港」が追加さ
れましたので、ご紹介します。

▼ 社会のひきだし;水産業がさかんな銚子港
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/tyosiko/index.html
  このページでは、「社会」五上の「水産業がさかんな銚子港」の学習がさら
に広がるように、漁港のようすや魚の種類、魚のとり方など、水産業に関して
いろいろなことが調べられるページを紹介しています。

▽ 日本の主な漁港
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/tyosiko/omona/index.html
  銚子港をはじめとした、日本の主な漁港について調べられるページを紹介し
ています。

▽ 魚が店にとどくまで
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/tyosiko/todoku/index.html
  魚市場の様子や、魚の流通について調べられるページを紹介しています。

▽ 魚の種類
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/tyosiko/syurui/index.html
  さまざまな種類の魚について調べられるページを紹介しています。

▽ 魚のとり方
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/tyosiko/torikata/index.html
  魚をとるときに使う網の種類や、さまざまな漁法について調べられるページ
を紹介しています。

▽ 資源管理型漁業・さいばい漁業・養しょく漁業
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/tyosiko/sigen/index.html
  魚を保護したり、育てて放流したりする、資源管理型漁業や栽培漁業、養殖
漁業について調べられるページを紹介しています。

▽ 漁業全ぱん
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/tyosiko/zenpan/index.html
  漁業全般について、さまざまなことが調べられるページを紹介しています。

 漁業について、さまざまな角度から学習を広げることができる「水産業がさ
かんな銚子港」を、ぜひご活用ください。

 

■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■3 ■ ALE-Netの使い方;とことん総合学習;
■  ■ 「知りたい! なりたい! いろいろな仕事;コンビニエンスストア
■  ■ チェーンの物流の仕事」
■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 とことん総合学習「知りたい! なりたい! いろいろな仕事」に新しいコン
テンツが追加されましたので、ご紹介します。

▼ とことん総合学習;知りたい! なりたい! いろいろな仕事
  http://www.ale-net.com/tokoton/interview/index.html

▽ 「コンビニエンスストアチェーンの物流の仕事」
  http://www.ale-net.com/tokoton/interview/conveni/index.html
  今回は、全国にコンビニエンスストアチェーンを展開するファミリーマート
で、物流の仕組み作りのお仕事をされている根本さんにお話を伺いました。

 コンビニエンスストアには、あたりまえのように毎日新しい商品が入荷され
ていますが、綿密な物流の仕組みが背後でそれを支えているという、たいへん
興味深いお話でした。

 身近なコンビニエンスストアからキャリア教育が広がる「知りたい! なりた
い! いろいろな仕事;コンビニエンスストアチェーンの物流の仕事」を、ぜひ
ご活用ください。

 

■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■4 ■ 教育とデジタル技術(17)
■  ■ セカンドライフ〜もう1つの世界の出現?
■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「セカンドライフ」という言葉を、みなさんもどこかで聞かれたことがある
のではないでしょうか。7月13日に日本語ベータ版が公開されたことがニュ
ースになりましたので、その時に聞かれたという方も多いかもしれません。し
かし、ニュースになっていることは知っていても、それが実際にどのようなも
のなのかご存じの方はあまりいらっしゃらないかもしれません。そこで今回は、
セカンドライフがどのようなものなのか、そして教育に対して、どのような影
響を与える可能性があるのかを見ていきたいと思います。

▼ Second Life 公式サイト
  http://jp.secondlife.com/
  セカンドライフは、アメリカのリンデンラボ社が開発した、インターネット
上の仮想空間の世界です。そこでは、3次元のグラフィックで表現された町や
森が広がっており、ユーザーは「アバター(仮想世界での自分の化身)」を操作
して、その中を動き回ることができます。実は、このような仮想世界はこれま
でにもあったのですが、セカンドライフが有名になったことにはいくつかポイ
ントがあります。
  一つは、現実世界とのお金のやり取りです。セカンドライフの世界では、リ
ンデンドルという通貨が使用されていますが、このリンデンドルは現実世界の
お金と相互に交換することが可能なのです。日本でセカンドライフが紹介され
るときには、主にこの面が大きく取り上げられており、ビジネスのための道具
として捉えられていることが多いようです。
  しかし、アメリカでセカンドライフが広まったことには、もう一つ大きな理
由があります。それは、ユーザーが仮想世界内で比較的自由にさまざまな物を
作り出せるということです。アバターが着る服はもちろん、建物や日用品、さ
らには津波のシミュレーター、ロケットの飛行シミュレーターといったものま
で作られています。これまでのアメリカにおいてのセカンドライフの発展を支
えてきたのは、こういった個人のユーザーが作り出した物の集積であると言っ
ても過言ではないでしょう。自分で何かを作り出し、それを多くの人に公開し
て共有したい。このような動機に支えられて、セカンドライフは発展してきた
わけです。

 さて、そのことを踏まえて、セカンドライフの教育への利用について考えて
みましょう。実は、既に日本でもセカンドライフの教育での利用が始まろうと
しています。つい先日、慶応義塾大学が、セカンドライフ内にキャンパスを開
くことを発表したのです。ただ、ここで発表されている利用の仕方というのは、
単に講義のビデオをセカンドライフ内で流すというだけになっているので、こ
れまでのe-ラーニングとさほど変わらない印象を受けます。
  むしろ、教育への利用の可能性は、先ほど述べたような、ユーザーが自由に
物を作り出し、共有することができるというところにあるように思います。例
えば、先生方がセカンドライフ内で教育に利用できるシミュレーションコンテ
ンツを作成し、共有していく。あるいは、子どもたちが物をデザインし、公開
して共有していく。人は他者と共有できる物を作っているときによく学ぶ、と
いう考え方がありますが、セカンドライフの仮想空間は、このような考え方を
体現できる場のようにも思えます。
  いずれにしろ、日本でのセカンドライフの利用はまだ始まったばかりです。
これからどのように発展していくのか、目が離せないところです。

参考資料
米Linden Lab、「Second Life」日本語版ベータを公開(BroadBand Watch)
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/18811.html
「セカンドライフ」でお勉強! 慶応大学が仮想キャンパスを設立(RBB TODAY)
http://rbbtoday.com/news/20070801/43914.html

 
■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■5 ■ ALE-Netからのお知らせ
■■■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
▽▼ ALE-Net更新情報 ▼▽
  ALE-Netを更新いたしました。ぜひご覧ください。

▼ 社会のひきだし;水産業がさかんな銚子港
  http://www.ale-net.com/hpcs/sha/tyosiko/index.html

▼ とことん総合学習;知りたい!なりたい!いろいろな仕事
  http://www.ale-net.com/tokoton/interview/index.html

 
==============================================
━◆◇◆◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ALE(エール)マガジン」 No.127 2007.8.27(月)発行
発行者 ALE研究会
ご意見ご感想はinfo@ale-net.comまでお願いいたします。
また、解除されたい場合はホームページ上でお願いいたします。
http://www.ale-net.com/magazine/form.htm
・ALE−Netトップページ http://www.ale-net.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━