シンマイ先生

ベテラン先生
吉本君も今年で2年目だね。どうだい?最近はうまくいっているかな?
  ええ、それが、実は少し悩んでまして…。国語を教えるって難しいなと思うんです。最近になって、それがよく分かるようになりました。   

そうだね。算数のように一つの明確な答えがあるわけではないし、理科のように答えに因果関係があるわけでもないからね。
  そうなんです。悩んでいてはよくないと思うのですが、どうしても自分で納得がいかなくて、自信を持って子どもに教えられないんです。
なるほどね。じゃあ、「教える」という考えを捨てて、「共に学ぶ」というスタンスで授業をしてみてはどうかな。
  「共に学ぶ」…ですか?それはどういうことですか?
つまり、子どもが自分の考えをどんどん出すことを認めていく環境のことだよ。
  話はわかりますが、うちのクラスの子どもは、なかなか発表ができないんです。
吉本君が言う「発表」は、先生の質問に対して子どもが答えるということではないかな?私が言っているのは、そうではなく、子どもどうしが質問し合い、答え合うという環境を作ることなんだ。
  子どもどうしでですか?そう言われてみれば、私が子どもたちに質問して、一部の子が答えるという場面が多いかもしれません。ベテラン先生が言うような環境を作ることは、私にもできるでしょうか。
もちろんだとも。そういうときこそ、昨年1年間君が取り組んできたワークショップ型授業を活用するんだよ。
  ワークショップ型授業をですか?ワークショップ型授業というのは国語にも使えるのですか?
ワークショップ型授業というのは、子ども一人一人が周りの人とかかわりながら答えを作り出す方法なんだよ。これから、私が国語で取り入れられるワークショップ型授業のヒントを教えるから、まずはそれをやってごらん。
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