シンマイ先生
ブログでの情報発信の活用
ベテラン先生

この間、また別の学校を見学してきましたよ。

どんな様子だったかな?

ブログをうまく利用して、積極的な情報発信を行っていました。

ブログか。わたしもときどき友人の書いているブログを見たりするよ。最近では多くの人が利用しているらしいね。

そうですね。ある調査(※1)によると、インターネット利用者の70%の人がブログやSNS(ソーシャルネットワークサービス)などのコミュニティサービスを利用しているそうです。

そんなに利用されているとは知らなかったなあ。それで、その学校ではブログをどのように利用していたのかな?

二つあるんですが、一つは、教員による、保護者向けの情報発信です。授業の様子や、その日の給食などを写真に撮って、少しコメントを書き添えてブログにアップするだけなのですが、保護者からは、日頃の子どもの様子が見られてありがたいという声が上がっているそうです。

なるほどね。

それから、たとえば校外学習や宿泊学習などに行った際には、携帯電話を使って写真を撮影し、出先からリアルタイムで更新することもしているようです。特に、初めての宿泊学習のときなどは、心配する保護者もいるので、どのように過ごしているのか知ることができると好評なようですよ。

それは確かにありがたいかもしれないけれども、子どものプライバシーの問題は大丈夫なのかな?

この学校ではブログを複数作り、子どもの様子をより詳しく伝えるブログについてはパスワードを設定し、保護者など限られた人にしか見られないようにしているそうです。

そうか、それなら安心だね。

それから、もう一つの使い方は、子どもたちによる情報発信です。写真と簡単な説明を書くだけでできるので、低学年のころからさまざまな情報発信を行っているそうです。たとえば、学校生活の様子を発信したり、学習した内容のまとめを発表したりといった使い方をしているそうです。

これも、パスワードを設定したりしているのかな?

いえ、子どもたちのブログは、誰でも見られるようにしているそうです。というのは、メディアリテラシーの学習の一環として、どのような情報であれば公開してよいのかを考えることができるようにするためだそうです。

それはわかるけれども、子どもがやっていると、うっかり出してはいけない情報を出してしまったりすることはないのかな?

そこが、この学校が工夫しているところなのですが、ブログを書いたあと、最初は校内のイントラネット(学校内のみで見られるネットワーク)のブログに掲載します。そして、それを同級生や上級生、先生に見てもらってコメントをもらい、修正をしたあとで公開しているんです。

そうか、それなら大丈夫だね。

ただ、すべてをイントラネットで確認してから公開、としていると、ブログのリアルタイム性が損なわれてしまうので、高学年の、日頃の学校生活の様子を伝えるブログでは、先生に簡単に確認してもらってから公開しているそうです。

なるほど、段階を踏んで変えていくわけだね。いろいろと工夫しているなあ。

ええ、自分の授業でも参考にしてみたいところがたくさんありました。今年はいろいろな学校を訪問してみて、実践の見方が広がったような気がします。

わたしも、シンマイ先生の報告を聞いていろいろと勉強になったよ。

ベテラン先生にそう言っていただけるとうれしいです。来年もがんばります!

※1「インターネット白書2007」 ウェブアンケートによる個人・企業の利用実態結果
http://www.impressholdings.com/release/2007/052/
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