みなさんは、「カドケシ」を知っていますか? 今回のインタビューでは、「カドケシ」などの文具を販売(はんばい)しているコクヨS&T株式会社(かぶしきがいしゃ)でプロモーションの仕事をしている水谷(みずたに)さんにお話をうかがいました。
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん 高尾 美沙子(たかお みさこ)

コクヨS&T株式会社(かぶしきがいしゃ) 事業戦略部(じぎょうせんりゃくぶ) プロモーショングループ
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん
コクヨ株式会社

インタビュアー:高尾 美沙子(たかお みさこ)
インタビュー
仕事の紹介
子ども時代の話
仕事についた理由
仕事に必要な力
仕事をしていて楽しいこと、大変なこと
仕事で使う道具
仕事のおもしろ話
どもたちへのメッセージ

仕事の紹介(しょうかい)
 まずは、水谷さんのお仕事がどのようなものか教えてください。
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん

 わたしがいる事業戦略部(じぎょうせんりゃくぶ)は、CM、新聞広告、広報(こうほう)関係、ホームページなど、お客様との接点(せってん)になる仕事をしています。その中でもわたしは、今はホームページをメインに担当していて、ホームページを通してコクヨの商品をわかりやすくお客様に伝える方法を提案(ていあん)したり、決まった期限(きげん)までにホームページに新しい情報(じょうほう)をのせられるように、スケジュールを管理したりするなどの仕事をしています。

 また、コクヨはユニバーサルデザインの製品(せいひん)を出していることでも知られていますので、いろいろなところからお声がかかることがあります。小学校などにも実際(じっさい)に行って、子どもたちに、ユニバーサルデザインについてのお話をしたりもしています。
参考:ユニバーサルデザイン(コクヨのページ)

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子ども時代の話
 水谷さんの子ども時代のことを教えてください。どんなお子さんでしたか?
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん
 物を作ることが大好きでした。小さいころから、ちょこちょこ何かを作ったりしていました。人形の洋服を作ることが好きで、はさみで布(ぬの)を切って、穴(あな)をあけてボタンを付けたりした記憶(きおく)がありますね。小学校のころは図工が好きで、夢中(むちゅう)になって木材でいろいろと作っていました。やはり、形に残るものを作るということをすごく意識(いしき)していたような気がします。
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仕事についた理由
 どのようなことがきっかけで、コクヨに入社したのですか?
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん
 コクヨというと文房具(ぶんぼうぐ)が有名ですが、オフィス家具も作っているんです。物作りが好きだったので、建築(けんちく)関係の大学に進んで、就職(しゅうしょく)のときはオフィス家具のほうの仕事を希望していたんですが、配属(はいぞく)された先が文房具だったんです。でも、「物を作る」ということには変わりはありません。文房具もやってみるとおもしろく、また、すごく身近な商品ということもあって、すんなり自分の中に入ってきました。
 水谷さんはコクヨに入社してから、ずっとこの部署(ぶしょ)で働いているのですか?
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん

 わたしは入社9年目で、入社してから5年くらいは商品を作る側の「商品企画(きかく)」の仕事をしていました。その後で、今の事業戦略部(じぎょうせんりゃくぶ)に移(うつ)ってきました。

 以前、コクヨのお客様の大半は企業(きぎょう)でしたが、最近は一般(いっぱん)のお客様に向けての商品をどんどん開発しています。ダイレクトに一般のお客様にプロモーションしようということで、事業戦略部ができました。この部署に異動(いどう)して、今年で4年目になります。

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仕事に必要な力
 今のお仕事に必要な力はどんな力ですか?
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん

 仕事全般(ぜんぱん)に言えることですが、まずはみんなとコミュニケーションをとるということがすごく大切だと思います。

 特に、こういう仕事をしていると、いろいろな人にお願いしなければならないことが多くあります。たくさんの人をとりまとめて、仕事を完成させていくことが多いので、日ごろから多くの人たちとコミュニケーションすることを心がけています。また、自分が考えていることをできるだけ的確(てきかく)に伝えることが必要だろうと思って、それを心がけるようにしています。

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仕事をしていて楽しいこと、大変なこと
 仕事をしていて大変なことはありますか?
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん

 プロモーションの仕事は、納期(のうき:仕事を終わらせる期限(きげん)のこと)がきっちり決まっていることが多いんです。キャンペーンは何月何日から始まるということが決まっているので、それまでになんとか間に合わせるということが大変ですね。

 スケジュールを組んでいても、途中(とちゅう)で何か問題が起こって、一つが遅(おく)れると、全体に影響(えいきょう)が出てしまうということがよくあります。そのつど、スケジュールを調整して、優先(ゆうせん)順位をつけて納期を守るようにしています。そこはいつも意識(いしき)してやっているのですが、大変ですね。

 実際(じっさい)に行った商品キャンペーンのエピソードを紹介(しょうかい)していただけますか?
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん

 去年の6月に出した、ドットライナーという商品があります(ドットライナー(コクヨのページ))。これはテープのりなんですが、3年ぐらいかけて開発しました。のり面がドット(水玉)になっていて、すごくのり切れがいい商品なんです。コクヨとしても力を入れて作った商品だったので、一般(いっぱん)のお客様への告知がとても重要だったのです。

 商品を見せたときに、「テープのり」という認識(にんしき)がなかなかされないということが、事前の調査(ちょうさ)でわかっていました。みなさん結構(けっこう)修正(しゅうせい)テープと間違(まちが)えてしまっていて。なかなか写真と言葉だけでは、この商品の良さが伝わりづらいと判断(はんだん)しました。

 そこで、CM、ホームページ、キャンペーンなど、さまざまな媒体(ばいたい)を連動させてやっていくことになりました。

 そうですね。確(たし)かに修正テープのように見えます。
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん

 それで、実際(じっさい)に商品を使ってもらえば、良さがわかってもらえるだろうというところにたどり着いて、のりをいちばんよく使うOLさんをターゲットにキャンペーンをしました。内容(ないよう)は、サンプルを配って、そのサンプルについているはがきで応募(おうぼ)すると、商品が当たるというものでした。

 のりをよく使う人はだれなのか? また、この商品をいちばんわかってもらうには、どんな伝え方をすればいいのか? という疑問(ぎもん)から、仮説(かせつ:こうではないかな、という考え)を立てて考えたのです。

 OLさんに使ってもらって、その使い心地(ごこち)を話してもらったものを広告にのせて、すべてのお客様に伝えていくなどの工夫もしました。

 なるほど、確(たし)かにとてものりがつけやすいですね。それで、キャンペーンは成功したんですか?

実際に使ってみる 紙についたのり
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん
 はい、とてもうまくいきました。ドットライナーのキャンペーンは本当に大変だったのですが、1年間で販売(はんばい)が200万個(こ)までいったんです。それを受けて、200万個達成のキャンペーンも行いました。そのときは、商品がとてもよくみなさんに知っていただけているということが実感できて、とてもうれしかったです。
写真1
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仕事で使う道具

 仕事をしているときに使っている道具を見せてください。

高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん

 やっぱり、スケジュールを管理することがいちばん大切なので、スケジュール帳です。あとは、ずっと定番で使っているノートがわたしの仕事に欠かせない道具ですね。

 スケジュール帳でスケジュールの管理をして、ノートに打ち合わせの内容(ないよう)を書いています。ノートの上のほうに必ず日付を入れることで、打ち合わせの内容をいつでも読み返すことができるようにしています。また、多岐(たき)にわたってやることがあるので、ノートの裏(うら)のほうには、今日やることのリストをつけています。

ノートとスケジュール帳
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仕事のおもしろ話
 お仕事をしていて、なにかおもしろかったエピソードはありますか?
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん
 こういう仕事をしているからこその体験なんですが、実はわたしはCMのナレーションを担当(たんとう)しているんです。
 えっ、なんのCMですか?
高尾 美沙子(たかお みさこ)
水谷 裕子(みずたに ひろこ)さん

 FSC認証(にんしょう)のノートと、パラクルノというユニバーサルデザインのノートがあります。この2本のCMを手がけることになったのですが、ひょんなことからナレーターをやることになりました。今はスポットで流れているんですが、たまに全国放送とかに出ています。たぶんこんなチャンスは二度とないだろうというような、貴重(きちょう)な体験ができました。

 ちなみに、ホームページでもCMを見ることができますよ。
CM・広告紹介(しょうかい)(コクヨのページ)

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子どもたちへのメッセージ
 最後に、子どもたちへのメッセージをお願いします。