トップ人間を通してインタビュー:日本の印象について
 留学生から見た日本は、どんな国なのでしょう。今回は、大東文化大学日本語学科で勉強中の、韓国の留学生、李 晩善(イ・マンスン)さんに、日本の印象についてインタビューしました。
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 留学生の李さんは、「2001在日韓国留学生連合会」という会の副会長をしています。
 また、大学では日本語学科で日本語や日本の文化について勉強をしています。

 日本に来ておどろいたこと(習慣や食べ物、人のようすなど)はどんなことでしょうか?

 日本に来たばかりのときは、なんといっても「せまい・小さい」ことにおどろきましたね。部屋も小さいし、天井も低いし、電車も小さいと思いましたね。


 電車も小さく感じましたか?
 そうですね。韓国とくらべて天井が低いんです。背が小さい人ならばあまり感じないかもしれないですが、僕は180センチくらいありますから、小さいなあと感じました。
 日本中どこも小さいのか、と初めのころは思ってしまったんです(笑)。でも時間がたつにつれて、そうではないことが分かってきましたよ。

韓国の住宅はもっと広いのですね。
 はい。初めての日本の住まいがアパートだったんですが、韓国だと「アパート」というと高級な住宅なんです。逆に「マンション」が日本の「アパート」に当たるんです。だから韓国の感覚で、日本でとても高級な部屋が安く借りられたと思って見てみたら、すごくせまい部屋でびっくりしたという記憶(きおく)があるんです。

 それはがっかりしたでしょうね(笑)。
 韓国から両親が遊びに来たときは「こんなせまい部屋でかわいそうに」と心配されましたよ(笑)。

 日本の食べ物は大丈夫でしたか?
 はい、大丈夫でした。梅干しも食べますよ。相手の人(日本人)が食べるならぼくも食べます。お互いの伝統を理解し合わないといけないですからね。

 それは食べ物にかぎらずですね。
 そうですね。人は自分の国を離(はな)れて他の国へ行くと視野が広がると思います。外に出ることで、自分の国はどういう国なのかを初めて考えられるんだと思います。
 私は、日本に来たばかりのときは、一年間くらいカメラマンのアシスタントなどをしていたんですが、そのうちもっと日本のことが知りたくなって、大東文化大学の日本語学科に入ったんですよ。

 そうなんですか。初めから日本語学科に入学したわけではないんですね。
 そうです。韓国の友達からも不思議がられましたよ。「日本に来て、日本語も話せるようになったのに、なぜまた日本語を勉強するんだ?」と言われました(笑)。でも言葉を理解することが、文化を理解することだと思ったんです。

 日本語学科に入学して、やりたいことは見つかりましたか?
 はい、見つかりましたよ!日本語学校をやります。実は来月から始まるんですよ。

 え!それはおどろきました。先生になるんですか?
 いいえ、私は経営の方です。先生は、きちんと日本語を教えられる人じゃないと(笑)。
 学校は、日本語を教えるだけでなく、韓国語を学びたい日本の方にも来てもらえる学校にします。中級クラスくらいなら、韓国語を学びに来た人と、日本語を学びに来た人を混ぜ合わせて授業ができるようにしたいと思うんです。そうすれば、お互いに話すレベルが同じなので、もっと上達するでしょう。

 すばらしいですね。学校の名前や場所は決まっているんですか?
 はい。「第一日本語学校」です。できるかどうかはまだ分からないですが、知り合いの人が四谷に建物を借りてくれそうなのです。

それはすごい!がんばってくださいね!
 日本にせっかく来たのですから、お互いの文化を伝え合う仕事をしたいんです。日本と韓国のかけ橋になればと思っています。

 ありがとうございました。では、最後に日本の子どもたちにメッセージをお願いします。
 まず、日本の歴史をきちんと学んで、世界を見てください。そうすれば自分の視野が広くなります。また、韓国のこともたくさん知ってください。お互いに理解し合えればと思います。