まず、液晶ディスプレイとはそもそもどういうものなのか、わたしが説明しよう。
 「液晶ディスプレイ」という言葉を、「液晶」と「ディスプレイ」という二つの言葉に分けて説明していこう。
 「液晶」というのは、固体と液体(えきたい)の中間の状態(じょうたい)なんだ。固体とは、鉄のようにしっかりと固まったもののことで、液体とは、水のようにさらさら流れるもののことだよ。その中間ということは、しっかりと固まっているわけではないけれども、さらさら流れるわけでもない、ドロドロした状態ということだね。
 「ディスプレイ」というのは、英語で「見せる」という意味の言葉だよ。そこから、パソコンの画面のように、何かを表示(ひょうじ)させる機械(きかい)のことを「ディスプレイ」とよぶようになったんだ。
 ディスプレイにはいろいろ種類があって、その中の一つが、液晶を使った「液晶ディスプレイ」なんだよ。
 液晶ディスプレイが実際(じっさい)にどのようなしくみになっているかは、情報(じょうほう)メガネのページに説明してあるよ。
 「液晶」という状態(じょうたい)が存在(そんざい)することは、今から100年以上前、1888年にオーストリアの植物学者ライニツァーという人が発見したんだ。
 ただ、液晶ディスプレイが作られたのはこれよりずっと後、1968年のことだ。RCAという会社の、ハイルマイヤーらのグループが、電気を流すと光の通し方が変わるという液晶の性質(せいしつ)を利用して、ディスプレイを作ったんだ。
 実際(じっさい)に液晶ディスプレイを利用した製品(せいひん)を発売したのは、日本のSHARPという会社だよ。電卓(でんたく)の数字の表示(ひょうじ)に液晶ディスプレイを利用したんだ。

液晶電卓開発物語(SHARPのホームページ)
 このページでは、世界初の液晶電卓、EL-805の写真を見ることができるよ。